CSSでの色の表現方法とか指定方法
普通は16進数表記が多いですが、実はそれ以外にもたくさんあります。
ただ意外と忘れがちなものも多いです。
そこでCSSでの色の指定方法を、自分への忘備録も兼ねてまとめてみました。
「よく使うだろうな~」、と思うメジャーな表現方法から順に紹介していきます。
このページの目次
1.16進数表記で指定する
一番オーソドックスなのが16進数で色を指定・表現する方法
先頭に # をつけて、赤・緑・青の順で2桁の16進数で表していく表現です。
例えばいくつか表現例を挙げるなら次の通り
1 2 3 4 5 |
color: #ff0000; color: #90EE90; color: #a0d8ef; |
上みたいに #ff0000 とか #90EE90 とか #a0d8ef みたいな感じで書けばOK
大文字とか小文字は区別されません。
あとこの指定方法だと透過度は一切指定できないので注意
特殊な環境(例えばアプリ開発)とかだと #ffffff00 みたいに、後ろに透過度指定できることもあるんですが、純粋なCSSだとそういう表現方法はNGになってしまいます。
2.カラーネーム(色名)で指定する
お次はカラーネームで色を表現する指定方法
文字通り red とか orange とか gray とかの色名で指定するやつですね。
一応その表現例を載せておくと、次コードのような感じ
1 2 3 4 5 |
color: red; color: lightgreen; color: skyblue; |
こういう風に、人間が見ても分かりやすく表現できます。
ちなみにCSSで使えるカラーネーム一覧は次ページが分かりやすいです。
赤系統とか青系統みたいに、色種類ごとにまとまってるので色選びに役立つかも
「こういうカラーネームもあるんだな~」って勉強にもなります。
3.rgb形式で指定する
CSSでの色はrgb形式でも指定可能
これは関数みたいなもので、rgbに対して赤・緑・青の順で色を渡せます。
例えば数値で指定する場合、
次コードみたいに赤・緑・青の値を
0 ~
255 の範囲で指定可能
1 2 3 4 5 |
color: rgb(255, 0, 0); color: rgb(144,238,144); color: rgb(160,216,239); |
たとえば真ん中の
rgb(144,238,144) の場合・・・
赤成分が
144 、緑成分が
238 、 青成分が
144 という意味
カラーネームと違い、細かく色が調整できるのが利点です。
あとちなみに、rgbではパーセント(%)での指定も可能
1 2 3 4 5 |
color: rgb(100%,0%,0%); color: rgb(56%,93%,56%); color: rgb(63%,85%,94%); |
数値で指定するのではなく、こういうパーセントで指定するのも1つの方法です。
透過度まで指定する場合は rgba を使う
ただし、 rgb では透過度までは指定できません。
もし透過度を指定する場合は rgba という関数を使います。
例えば次みたいな感じで
1 |
color: rgba(160,216,239,0.5); |
透過度は 0 ~ 1.0 までの範囲で指定可能
もし 0 なら完全に透明、 1.0 なら完全に不透明になります。
色成分と違って、 0 ~ 255 の範囲で指定できないってところが注意点ですね。
4.hsl形式で指定する
あまり見ないけどhsl形式での色指定も可能
色を表現するときはRGBが一般的ですが、実はHSL形式っていうのもあります。
HSLは何の略かっていうと、
- Hue(色相)
- Saturation(彩度)
- Lightness(輝度)
この3つの頭文字をとったもの
HSLを使う利点は 「鮮やかさ」 や 「明るさ」 など直感的な表し方ができること ですね。
「色を明るくしたい or 暗くしたい」、「色を濃くしたい or 薄くしたい」などの場合に、RBGよりも感覚的に調整できるのが便利みたいです。(自分はあんまり使わないけど・・・)
そしてこっちもRGB同様、HSLの各成分を 0 ~ 255 の範囲で表現できます
例えばHSL形式の使用例を挙げると次の通り
1 2 3 4 5 |
color: hsl(0,100,50); color: hsl(120,73,75); color: hsl(203,56,70); |
パッと見だと、どんな色になるか分かりにくいですね・・・
でも色相とか明るさ、鮮やかさで指定したい場合には便利な書き方かも
あとHSLの場合も hsl(100%,100%,100%) みたいにパーセントで書くこともできます。
透過度まで指定するなら hsla を使う
ただし、hsl の場合は透過度までは指定できないことに注意
透過度まで指定したい場合は hsla 関数を使います。
例えば次コードみたいな感じで
1 |
color: hsla(0,100,50,0.5); |
先ほど紹介した rgba 同様、透過度は 0 ~ 1.0 の範囲で指定可能
透過度の値が 0 で完全透明、 1.0 で完全不透明になります。
ここまでのまとめ
ということで、CSSでの色の指定方法まとめ
- 16進数表記での指定
先頭が # から始まり、赤・緑・青の順で2桁の16進数で区切って書く表現方法。例えば #ff0000 、 #90EE90 、 #a0d8ef など...
- カラーネームでの指定
定義済みのカラーネーム(色名)を直接書く表現方法。例えばいくつか例を挙げるなら red 、 lightgreen 、 skyblue など...
- rgb形式、rgba形式での指定
赤・緑・青の成分を 0 ~ 255 の範囲またはパーセントで指定する書き方。rgba を使えば透過度も指定可能。例えば rgb(144,238,144) 、 rgb(63%,85%,94%) 、 rgba(160,216,239,0.5) など...
- hsl形式、hsla形式での指定
色相・彩度・輝度の成分を 0 ~ 255 の範囲で指定する書き方。hsla を使えば透過度も指定可能。例えば hsl(120,73,75) 、 hsla(0,100,50,0.5) など...
以上、CSSでの色の指定方法についてでした。ではでは